気力と根性だけ
気力と根性だけ

気力と根性だけ

気力と根性だけ

体格に恵まれているわけではない。しかし気力と根性だけは誰にも負けない。コツコツと番付を上げ、入門6年目の去年9月場所後に十両昇進。

「昔はああいうお相撲さんがたくさんいたんだよね。叩き上げで、ひたすら努力を重ねて……。平戸海はそんな時代を彷彿とさせる力士。小柄だけど、闘志を前面に押し出す相撲が持ち味で、気迫で相手を圧倒できる。境川部屋は昔ながらの猛稽古をする部屋として知られる中でも、平戸海が一番稽古をしているんじゃないかな。以前は細かったけど、十両に上がる1年くらい前から急に体格が大きくなり出した。地道な稽古の成果だろうね」

相撲の決まり手は寄り切り、押し出し、寄り倒しがほとんど。
愚直なまでに前に出る相撲が持ち味で、本人も「引いたら負けだと思っている」と話している。